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執筆者の写真 Salon Paradiso

アーユルヴェーダ【心のケア編】

アーユルヴェーダではよく言う

"病気の原因は心身の双方にある"

心の感情の健やかさとバランス=肉体の健康なのです。

忙しさに日々追われる人でもその仕事等に幸福感を感じている人は肉体的にも元気であったり、

肉体的には余裕があり元気な方でも不満や過去を振り返りがち、怒りやすい環境に身を置くと、消化力、代謝が下がり病気になる。なんてこともあります。ストレスをどう受け取るかも心のバランス、身体のバランスを整えることに大切と言えます。



【肉体的・精神的ストレス】



過度なストレスは自律神経のバランスを乱し、身体の様々な不調を引き起こします。

日々の生活でストレスをゼロにしましょう♪ それは中々難しいですよね…。しかしうまく発散したり心身の健康を保つためにも大事なものは睡眠、休息、食事 規則正しい生活です。


アーユルヴェーダの視点から

ヴァータ、ピッタ、カパの本質によってストレスの受け取り方が異なります。


ヴァータ→不安を感じ、落ち着かない気持ち。

ピッタ→イライラや怒りの感情が強くなる。

カパ→表には感情を出さず、1人で抱え込む。


こんな傾向があります。


心得

自身の体調を見極める。ついつい無理してしまったり、自分を追い込むのはやめましょう。そう言ったことが必要な場面もありますが、あくまでも自分の身体を大事にする。ことが第一です。

また自分が喜ぶこと(美味しいものやご褒美、マッサージや旅行?など)を積極的に行ったり、いっぱい笑ってください♪


心のバランスも健康に!

正しい呼吸法を心がけて瞑想したり落ち着く場所へ足を運ぶ、リラックス効果のあるハーブやアロマを使ってみるのもいいですね!

私はお香が大好きです♪


心身の浄化

日頃のストレス(毒)を溜め込まないためには浄化です。

神経の働きを活性化させるビタミンB1(豚肉、ほうれん草、ゴマなど)や心身を安定させるビタミンC(緑黄色野菜や果物.緑茶など)をしっかり取ってくださいね。



【イライラ】



イライラ、キリキリ、カッカするなどはピッタが増加している状態と言えます。

自分の感情をコントロールすることは難しいですよね。

そういった時には自然に触れる(森林浴や海水浴など)、体を冷ます水泳をする。

メロンやスイカなどの水分が多いフルーツを食べる。カリフラワーやほうれん草はラサ(6味)で甘苦渋を持っています。それらも良いでしょう。


辛いもの、しょっぱいもの、すっぱいものは食べることを控えましょう!(基本刺激の強いもの)

アクション映画やホラー映画、ジェットコースターなどの絶叫系、アクティビティではハラハラドキドキするようなものも、イライラしてる時は控えた方が良いですね。


戦闘的なこと、ついつい討論になりやすい人物との接触は控えたいところ…



身体を捻るようなヨガポーズがピリついた感情のピッタを落ち着かせます♪



【情緒不安定】



ヴァータが増えることで心に様々な影響を与えます。

ソワソワする、集中力の低下、空虚感などを感じる時は原因をしっかり見極め対処しましょう。

ヴァータの増加ということは、休息不足です。

日々の忙しさに心が疲れ、心身のバランスを乱していきます。

セサミオイルを使ったマッサージをしたり、生活習慣の見直しとして、しっかり8時間の睡眠時間の確保(普段あまり寝てない方始めは寝付けない…なんてことも多いですがまずは時間を確保することから)


また反対にカパが増えることによる情緒不安定な状態もあります。

無気力やおっくう、活動することに対する意欲がなくなり何もしたくない気持ち…

こんなときは保守的になりがちで人とのコミュニケーションを避けがちです。



そんなときは、少し最初は辛くとも、身体を動かしたり、少し負荷かけるような運動、散歩、スパイシーフードを食べたり、思い切って断捨離したり、"今日の目標を決める!"というのもいいですね!←私もよくやります。

身体を冷やさないように過ごすことも大事です。



自分を見失いかけたときはまず瞑想

瞑想は自分に向き合い本来の自分を取り戻すために最高の環境で行いましょう♪





【睡眠トラブル】



睡眠トラブルを抱える方は非常に多いです。

3人に1人が悩まれてるとも言われてます。

原因は一概にこれっと言うものではなく、様々な要因があると言われます。



睡眠障害の種類

[入眠障害]身体は疲れていても寝付けない

[熟眠障害]眠りが浅い

[早朝覚醒]朝早く目覚めてから寝れなくなる

[中途覚醒]何度も起きてしまう


ヴァータが高まっているときは睡眠トラブルを感じることが多いので落ち着く、リラックスする時間を睡眠前に意識しましょう♪


・ゆっくり入浴、半身浴をする

・ラベンダーなどの精油を枕元につける

・呼吸を整える

・ヘッドマッサージ、耳マッサージをする

・薬草オイルやセサミオイルを耳たぶ、足裏、頭の頂点に少し塗り込む

・朝になったらカーテンを開けて、太陽の光を浴びながら温かいものを飲みましょう。

体内リズムを作ることが重要です。




不安やストレスを鎮めるヨーガ呼吸法

[プラーナヤーマ]→サンスクリット語

①アナロマ・ビロマ(肺活量を増やす)

肺や心臓、胃が浄化され呼吸のリズムを整えます。肺活量をあげます。

・正座になり、背筋をまっすぐにします。

・目を閉じて両鼻から息を吐き切ります。 ・静かに穏やかに両鼻からゆっくり吸い込みます。

・続けてゆっくり吐き出します。

※呼吸は同じ長さスピードで吐くときに胸部を収縮させ、吸うときは逆に膨らませます。息は止めず10回から30回程続けます。

②ナーディ・シュッディ(気道を浄化する)

ナーディと呼ばれる気道を浄化し、若返り、消化力アップ、視力アップに効果的です。

・正座になり、背筋をまっすぐにします。

・目を閉じて両鼻から完全に息を吐き切ります。

・右鼻を右手親指で押さえて、ゆっくり左の鼻穴から吸います。

・息を吸い切ったら右手の親指を離し、右鼻を解放させ左鼻を右手の薬指と小指で押さえます。右鼻からゆっくり息を吐いて、今度は右鼻から息を吸い込み、左鼻へ吐いていきます。

これらを1らアンドとして10回から30回ほど続けます。

③シータリー(冷却効果)

心をしずめ、精神的不安や緊張を和らげます。

呼吸器系疾患に対する抵抗力を強めてくれます。

・舌を出して両橋を丸めます。("お"の口でクチバシを作ります)

・狭い空間を冷たい空気が通る感覚を感じながら息を吸い込みます。

・吸った息は一度止めてゆっくり両鼻から吐き出します。

・無理なく息を止めます。

これらを5回から30回続けます。

④サダンタ(冷却効果)

心をしずめ、精神的不安や緊張を和らげます。

呼吸器系疾患に対する抵抗力を強めてくれます。

歯槽膿漏や歯茎過敏にも効果的です。

・上の歯と下の歯を合わせます。

・歯と歯の隙間からゆっくり息を吸います。

・無理なく息を止めて、両鼻から吐き出します。

・吐き切ったら息を止めます。

これを5回から30回まで続けます。

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